企画単体女優は、一般に特定メーカーの専属ではなく、女優本人を主役にした作品に出演する活動形態を指します。「キカタン」はその略称です。単体女優や企画女優との違いに加え、プロフィールで見かける「専属」「所属」「移籍」の意味を整理します。

単体・企画単体・企画女優の違い

大きな違いは、特定メーカーの専属かどうかと、作品の中で女優本人と企画のどちらに重点を置くかです。呼び方には幅があるため、次の表は一般的な説明として読んでください。

呼び方作品での扱われ方メーカーとの関係
単体女優女優本人の名前や個性を中心にした作品に出演特定メーカーの専属女優を指すことが多い
企画単体女優
(キカタン)
女優本人を主役にした作品に出演専属に限らず、複数メーカーの作品に出演
企画女優作品の企画や設定に重点を置き、その出演者として参加一般に特定メーカーの専属とは区別される

企画単体にも「企画」という字が入りますが、企画女優と同じ意味ではありません。女優本人を主役にする点では単体女優と共通し、ひとつのメーカーに限らず出演する点で異なります。

企画女優は、女優名よりも企画が中心となり、名前が表示されない場合もあります。ただし、名前の有無や出演人数だけを見て、個々の女優の活動形態まで断定することはできません。

単体女優と専属女優は同じ意味?

業界の説明では、単体女優を専属女優とほぼ同じ意味で扱うことがよくあります。ARMプロモーションの用語解説でも、単体女優はメーカーと専属契約を結ぶのが通例とされています。

「専属」は、一定の期間、特定のメーカーやレーベルの作品に出演する関係を表す言葉です。一方、企画単体にも女優ひとりを主役にした作品があります。「ひとりで出演しているから専属」と判断するのは早計です。

所属事務所と専属メーカーは別の情報

プロフィールの「所属」は、マネジメントを行う事務所を指していることがあります。メーカーは作品の制作・発売側、レーベルは作品を展開するブランドです。紹介文ではメーカーとレーベルを厳密に分けずに表現する場合もあるため、「何の専属なのか」を文脈から確認します。

たとえば「A事務所所属、Bメーカー専属」という紹介なら、Aは所属事務所、Bは作品への出演に関する相手先です。BからCへ専属先を変えたとしても、その発表だけではA事務所を移ったことにはなりません。

「専属卒業」「移籍」の発表はどこを読む?

専属卒業は、AV引退とは限らない

専属を終えた後、別のメーカーの専属になる場合も、企画単体として活動する場合もあります。「専属卒業」という言葉だけで活動全体の終了と捉えず、その後について本人が何を発表しているかを読みます。

移籍は、事務所とメーカーのどちらの話か

「移籍しました」という見出しでは、何が変わったのかまでは分からないことがあります。本文にある移籍元・移籍先を確かめると、所属事務所の変更なのか、専属メーカーの変更なのかを区別できます。

デビュー当時の専属先と、現在の活動を分ける

「2020年にBメーカーから専属デビュー」と書かれていても、現在まで専属が続いているとは限りません。デビュー時の経歴、後の活動発表、その発表日を分けて読むと、古い情報を現在の状況と取り違えずに済みます。

活動形態だけでは分からないこと

単体・企画単体・企画という呼び方だけでは、その人の人気、収入、転向した事情までは分かりません。企画単体への転向を見て、本人が説明していない理由を補うのは避けたいところです。

プロフィールを読む際は、活動形態に加えて、本人がどのような仕事をしてきたかも見ておくと経歴が分かります。音楽や漫画、プロレスなどの活動については、AV女優の意外な経歴を紹介した記事にまとめています。

参考資料

用語の説明は、以下の事務所による解説と本人インタビューを照合しました。確認日:2026年10月10日。報酬額や撮影本数など、個別条件に左右される情報は一般化していません。